古くから用いられてきた屋根材である瓦には、さまざまなメリット・デメリットがあります。瓦の特徴を知り、屋根の修理にお役立てください。ここでは、瓦屋根に関するさまざまな知識をご紹介します。
パッと読むための目次
屋根材を瓦にするメリット
瓦は粘土を焼いて製造する、厚みのある屋根材です。現在主流のスレート屋根や金属屋根よりも耐久性が高いことで知られています。現存する最古の瓦は1400年前の飛鳥時代のもので、今でも奈良県の元興寺の屋根材として現役で活躍しています。ほかのものと違って塗料の塗り直しもいらないため、コストパフォーマンスに優れた屋根材といえるでしょう。
また、瓦は空気の層をたくさんつくれるため、室内が外気温の影響を受けにくくなります。瓦そのものの厚みもあることから、遮音効果もあります。薄い金属やスレート屋根より、雨風の音を気にせず過ごせるはずです。
瓦屋根のデメリットは?
瓦は、一つひとつが重く、家の基礎に負担がかかる点がデメリットです。最近は軽量の瓦も開発されているため、少しでも屋根を軽くしたい方は検討してみてはいかがでしょうか。
もうひとつのデメリットは、施工時にかかる金額が大きいことです。瓦はほかの屋根材と比べて高価なため、新築時の予算が足りないときは敬遠されます。ただ、数十年にわたるメンテナンス費用も含めて比べるなら、瓦のほうが安く済みます。
瓦の種類はさまざま!
現在、瓦にはさまざまな種類があります。ここでは主な瓦についてご紹介します。
- いぶし瓦
瓦の中でも代表的なのが、銀色のいぶし瓦です。粘土を焼成した後に蒸し焼きにし、炭素の膜で土を覆ってつくります。長く使っていると色ムラが出ますが、それもまた味わいとして好まれています。
- 素焼き瓦
焼成した後にいぶさず、粘土の色をそのまま出している瓦です。赤みのある土の色は、洋風の家によく似合います。
- 釉薬瓦
粘土に釉薬をかけた瓦です。さまざまな色を表現できるうえ、塗料を塗りなおす必要がありません。性能はもちろん、見た目の美しさからも人気を集めています。
- 金属瓦やセメント瓦
瓦の形をした屋根材の中には、金属やセメントなど、粘土以外の素材でつくられたものがあります。こういったものは、厳密には瓦に含めないことがあります。最近では軽くて丈夫なガルバリウム鋼板でつくられた金属瓦が人気ですが、粘土製のものと違い、塗装が必要な点に注意しましょう。
おわりに
瀬谷区を中心に屋根修理を行うダイレクトハウスでは、瓦屋根の修理や葺き替えなども行っています。瓦についてのご相談があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。お見積りは無料で行っています。
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